梼原町の案内役を担う「きつつき学習館」の改修工事が終わり、22日リニューアルオープンしました。施設がある太郎川公園には新たな魅力が加わり、観光拠点としての期待がかかります。

リニューアルしたのは梼原町・太郎川公園内の「きつつき学習館」です。1986年・昭和61年に開園した60年節太郎川公園で自然体験ができる場として建てられたこの施設ですが、老朽化を受け再び人が集う場所にしようとおととしから公園内の芝やウッドデッキ、キャンプ場内などで、徐々に改修が進められてきました。

そして去年、「きつつき学習館」全体をリノベーションし、キャンプエリアのビジターセンターとしての機能を持つ施設となりました。

施設は2階建てで、1階にはキャンプ用品がズラリ。珍しいアイテムが揃うショップも併設されています。そして2階は自然を眺めながらゆったりとできるカフェもあり、観光客や地元の人たちがくつろげる空間となっています。

また、自然を満喫できるキャンプ場では、AC電源付きのキャンプサイトやデッキサイトが新たに整備されました。初心者でも気軽に利用できる「手ぶらキャンプ」のプランも用意され、梼原町の魅力を存分に楽しむことができます。これまで「林業」としての役割を担ってきた森が、新しい価値を再発見する場へと活用の幅が広がりました。

(梼原町役場 産業振興課 ゆすはら地域おこし協力隊 藤井春菜さん)
「ここから梼原の良さを知ってもらう場所として、梼原町のいいお店だったりとか素敵なスポットとかをここから発信していけるようなそんな場所になっていけたらゆすはらキャンプ場としてすごくいいのかなっと思います。自然を体感してもらう、鳥の声を聞いたりとか風を感じたりとか、そういう人間が持つ五感を開いてもらうような感覚が味わってもらえたらすごくいいなと思います」

今後は森林での体験型アクティビティーも予定されていて、新たな魅力を加え再出発した公園は、観光拠点として期待がかかります。