中国でスパイ行為を疑われ、懲役6年の実刑判決を言い渡された日中交流団体の元理事長・鈴木英司氏が22日、東京・千代田区で講演を行いました。

日中交流団体の元理事長・鈴木英司氏は、2016年に中国・北京市で拘束後、スパイ罪で起訴され懲役6年の実刑判決を言い渡されました。

鈴木氏は22日に行われた講演で、帰国する際に北京空港で国家安全当局に突然、拘束された時の様子や、拘束後に施設の部屋の中で24時間監視され続けた「居住監視」など当時の状況を振り返りました。

また、取り調べの際に公安調査庁の調査官の写真を何枚も見せられたなどと証言し、「公安調査庁の内部に中国のスパイがいるのでは」とも指摘しました。

さらに、相次いでる日本人の拘束について「日本政府がどれだけ頑張るかによって今後の展開が決まる」とも強調しました。