ウクライナ侵攻後、ロシアは日本に対して「非友好国」に指定するなど一方的措置をとり続けていますが、ロシア検察当局は21日、北方領土の元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟を「好ましからざる団体」に指定しました。

ロシア検察当局は千島歯舞諸島居住者連盟について「ロシアの領土保全の侵害を目的としていて、ロシアの憲法秩序と安全保障に脅威をもたらしている」として、「好ましからざる団体」に指定したと発表しました。

これに伴い、千島連盟は今後、ロシア国内での活動が事実上禁止されることになります。

千島連盟は、元島民らが早期再開を求める北方領土での墓参などの実施にも関わってきましたが、今回の指定を受け様々な対応を余儀なくされそうです。

ロシアは日本を「非友好国」と位置付け、北方領土の元島民らによる、いわゆる「ビザなし交流」に関する日本との合意を破棄したと一方的に発表しています。

制裁を続ける日本に対し、北方領土や周辺での軍事演習を活発化させているロシアは、今後も一方的な対抗措置をとっていく構えを解いていません。