特集は、20日に引き続き、FDAの新路線中部国際空港便の魅力です。20日は空港の魅力をお伝えしましたが、21日は、空港のある愛知県常滑市を散策してきました!とっても素敵な「やきものの町」だったんです。

先月26日から就航している、FDA、フジドリームエアラインズの高知・中部国際空港便。新たな路線の楽しみ方をお伝えしている特別企画、2日目は、空港がある「常滑市」の魅力です!
(リポート:平賀吏桜アナウンサー)
「空港がある愛知県常滑市の観光名所『土管坂』に来ています!この落ち着いた赤茶色。見ているだけで癒されますし歴史を感じますよね!常滑といえば、この焼き物なんです!」

愛知県西部、知多半島にある常滑市。鉄分を多く含んだ陶芸向きの土がとれ、古くは平安時代から焼き物が盛んです。日本を代表する焼き物の生産地=日本六古窯の一つで、日本一の「招き猫」の生産地でもあります。

そんな常滑市には、土と焼き物に触れ合うことのできるミュージアムがあります。
(INAXライブミュージアム 竹内綾さん)
「こちらの施設はLIXILが運営する企業ミュージアム。INAXブランド発祥の地、ここ常滑で土と焼き物の歴史、楽しさを伝えています」
施設には、こんなユニークな展示が。
(INAXライブミュージアム 竹内綾さん)
「これは日本で作られた珍しい装飾便器の数々のコレクションを紹介した古便器コレクションの展示になります」

かつては木で作られていた便器。明治時代に起きた濃尾地震からの復興のタイミングで、陶器へと移り変わっていったといいます。どれも便器とは思えないほど美しく緻密な模様が描かれています。

(INAXライブミュージアム 竹内綾さん)
「こういった便器は料亭や旅館のお客様専用のトイレに使われていたものだったり、地方のお金持ちの家でもお客様専用のトイレに使われた便器の数々で、家庭の家族が使うトイレとはまた別にお客様専用のトイレが作られて使われました」
こちらは「世界のタイル博物館」。世界中のさまざまな時代のタイルが展示されています。

中でも目を引くのが、ターコイズブルーのタイルで彩られたエントランスアーチ。

「5500年前、イラクのウルクという町で作られた神殿の壁を装飾していた『クレイペグ』=粘土の杭で作られた壁の空間を再現した空間になります」


人気のフォトスポットがこちらです。

偶像崇拝が禁止された中、当時の人々は、幾何学模様のタイルに神への信仰の思いを込めてドーム天井を作っていたといいます。
ミュージアムには「見る」だけではない楽しみ方も。こちらの工房では、タイルを使ったクラフト体験ができるんです。

私が体験するのは壁に飾ることができるモザイクアート作りです。
(平賀アナウンサー)
「お花を作りたいなと思っていて、丸い形のもので春らしく淡い色で作れたらなと思ってます」
季節にあわせて種類が変わるというタイルは、大きさ・形・色もさまざま!組み合わせを考えるだけでもワクワクが止まりません!
(平賀アナウンサー)
「これはちょっと黙ってしまいますね…」

(平賀アナウンサー)
「こんな感じにデザインしてみました。お花が2つあってカラフルなイメージで作ってみました」

デザインが決まったら、木枠の中にボンドを敷き、タイルを貼り付けていきます。そして、タイルとタイルの間を埋める「目地材(めじざい)」を指で敷き詰めます。
(平賀アナウンサー)
「懐かしいなぁと思いました。粘土だ…小学校とかの工作を思い出す感じの」

最後に、スポンジでタイルを拭き上げると…
(平賀アナウンサー)
「はい、できましたもう集中してしまっていて一瞬で時間が過ぎてしまいました。本当にタイルを選んで、目地を入れてっていうのも手ですることができるので、お子さんからお年寄りまでどなたでも楽しむことができる体験だと感じました」

(平賀アナウンサー)
「体験でしっかり集中して頭を使ったので甘いものでも食べて癒やされたいなと思っているんですが…えっ、びっくりしますよ。こちら七福神ですか?ご利益ありそうですよね。こちらにもいらっしゃいますよ何のお店なんだろう…」

「あっ!足湯カフェ!焼き芋って書いてあります。疲れた今の私にぴったりじゃないですか?」

常滑市の観光名所=やきもの散歩道にあるにぎやかなカフェです。
(平賀アナウンサー)
「俺の金の焼き芋ということなんですが、どういったお店なんでしょうか?」
(俺の金の焼き芋 朝亜矢さん)
「常滑焼の土管を使って、焼き芋を焼いて、お渡ししています。中に備長炭で2時間くらいかけてじっくり焼くので蜜がすごくたくさん出てとろとろで美味しくなります」
(平賀アナウンサー)
「入ってきたときに驚いたんですが足湯があるんですよね?」
(俺の金の焼き芋 朝亜矢さん)
「そうです、足湯があります。常滑焼の土管を使って足湯を作ってます。店が常滑の散歩道にあるので皆さんが散歩で歩いて足が疲れたときにぜひここで癒してもらおうと思って作ってます」
(平賀アナウンサー)
「あぁ~癒やされますね…最高。温かいちょうどいい湯加減です。疲れた足にぎゅっと染み込んでくるような…なんて素敵な湯加減なんだろう」


足湯と共に楽しめるのは、焼き芋にジェラートが乗った「焼きジェラ」!

(平賀アナウンサー)
「いただきます!本当に蜜がしっかりでていて、とっても甘くてとろっとろです。何よりも足湯にも浸かっていますので、口からも身体が全体的に癒やされます」

食べて学んで、癒やされて。新たな路線の就航で、楽しみ方がぐっと増えた中部地方に、皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。














