便利で新しい移動手段として注目の「電動キックボード」。
普及を目指したシェアリングサービスが今月、名古屋でも始まります。

「手元のアクセルを押すとグッと加速する感覚があります」


名古屋市西区で行われた試乗会。

参加者が乗っているのは「特例」の電動キックボードで、今月、名古屋でシェアリングサービスが始まります。


国は、普及をめざし、時速15キロまでに制限された電動キックボードのシェアリングサービスにはヘルメットの着用を任意とするなどの特例措置を設けています。


(試乗した人)
「電動なので音もしないし、人力でこぐ必要もないので非常に楽」
「思っていたよりも簡単で乗りやすい。名古屋駅からここまでの移動に使えたら楽」
「スピードの速い車と一緒に走る怖さがある」
「スカートでも乗りやすい。移動の幅が広がる」


特例電動キックボードが名古屋で認められたのはこの会社が初めてで、参加者の反応は概ね上々です。

(クリスタル 蒼佐ファビオ社長)
「未来感ある乗り物。海外ではすでに導入されている。気軽に、楽に移動してもらえるのがポイント」


しかし、便利な反面、こんな心配も。


電動キックボードをめぐってはこれまで、歩道を走ったり、一方通行の道路を逆走するなど、事故につながりかねない運転が問題視されています。


そこで、今回のシェアリングサービスでは、交通ルールについての10問の小テストに全問正解しないと会員登録ができない仕組みに。

(クリスタル 蒼佐ファビオ社長)
「移動の手段・選択肢が増えたと思ってもらい、名古屋駅を玄関口にビジネスやインバウンド、色んな多くの方に利用してもらえたら」


この会社では、今月26日に名古屋駅周辺を拠点に10台でサービスを始める予定です。