中国でスパイ行為を疑われ拘束された日本人2人をめぐって、公安調査庁の情報収集の実態が中国側に漏洩していた可能性があることについて斎藤法務大臣が「情報保全の徹底に努めている」と強調しました。

中国で日本人がスパイ行為を疑われ拘束された問題をめぐっては、懲役6年の実刑判決を言い渡された鈴木英司氏が、「取り調べの際に中国当局に公安調査庁の調査官の写真を何枚も見せられた」などと証言しています。

JNNが入手した別の日本人の判決文にも「調査官らの実名」が記されていて、公安調査庁の内部情報が漏洩していた可能性が指摘されています。

斎藤健 法務大臣
「私人の個人的見解の一つ一つについて論評することは差し控えたいと思いますけれども、公安調査庁におきましては情報保全の徹底に努めているところ」

斎藤大臣は「調査内容については差し控えたい」とした上で、「情報保全の徹底に努めている」と強調しました。