中国・上海で開催中の自動車展示会「上海モーターショー」で、ドイツのBMWのブースが外国人にだけアイスクリームを配ったとして謝罪に追い込まれました。
これは、上海モーターショーのBMWのブースで撮影されたという動画です。
「アイスクリームはある?」
「配り終わったわ」
中国人の女性はアイスクリームをもらえません。ところが、外国人の男性がブースを訪れると、スタッフはアイスボックスからアイスクリームを手渡し、食べ方まで教えました。
そこで、アイスをもらえるか聞いてみると…
「無料でもらえますか?」
「ダメです」
スタッフはアイスクリームを受け取るには、海外のアプリやアカウントへの登録が必要だと説明。
SNS上では「中国にいるのに、このようなはっきりした差別は気持ち悪い」などと批判的なコメントが相次いでいて、ウェイボの検索ランキングでは、この問題が検索ランキングの1位と2位を独占しました。
中国のオンラインメディアは、インターネット上で行っていたモーターショーのライブ中継で、「ブースに来て、国産アイスクリームを無料でもらおう」と皮肉とみられるコメントを掲載しました。
また、この問題の発覚後、別の女性がこのブースを訪れてインターネットで中継していたところ、警備員らに取り囲まれました。女性は「助けて!」と繰り返し訴えましたが、そのまま強制的に排除され、中継は終了しています。
一方、BMW側は「内部管理の不手際とスタッフのミスで、皆さまに不快感を与えたことを、心からお詫びします」と謝罪。「管理を改善し、内部教育を強化し、友人の皆さまに良いサービスと体験を提供するよう努力します」とのコメントを発表しました。
注目の記事
【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









