先々代から父へ、そして父から息子へと受け継がれる技
晋也さん
「あれイカがあがっとる」
孝昭さん
「ようかかちょるや、あれ」
地元ではカゴではなく、網を使った漁が主流の中、梅野親子は イカシバ漁を 追求し続けます。
晋也さん
「入っとるよ原さん、でかいのが入っとる」
原アナ
「スミ吹いてた、どのタイミングでスミを吹くんですか?」
晋也さん
「あがった瞬間、身を護るためって さかなクンは 言ってたけどね」
この日引き上げた60個のカゴに対し、18杯の甲イカを捕獲。

原アナ
「捕れる量も少なくなってきたのに、それでもこの漁にこだわるのは?」
晋也さん
「やっぱり最後にカゴやってるっていうのは僕らだけですからね。親子だけですからね、守りたいっていうのはありますよね」

孝昭さん
「まだまだ親がおらんにゃ」
原アナ
「まだお父さんは越えてない?」
孝昭さん
「いやぁ、まだまだ、まだまだ越えられん。父親は雲の上の存在って言われたけ俺は。やけ、俺が死んだら お前の番ぞって言っとる」