中国が音速の3倍の速さで飛行する偵察用の無人航空機を近く配備する可能性があると、アメリカメディアが流出した機密文書を元に報じました。
ワシントンポスト紙は19日、SNS上に流出したアメリカ政府の機密文書を元に「中国軍が音速の3倍の速さで高高度を飛行する偵察用無人航空機『WZ-8』を近く配備する可能性がある」と報じました。
文書はアメリカ国家地理空間情報局が作成し、「8月9日」の日付けとともに中国東部の空軍基地に駐機する2機の「WZ-8」を捉えた衛星写真が掲載されていて、「中国軍がこの基地に初の無人航空機部隊を設立したことはほぼ確実だ」と分析しているとしています。
また、文書には台湾海峡周辺や韓国上空が飛行ルートの例として記載されていると報じています。
中国の軍事問題に詳しい専門家は、ワシントンポスト紙に対して「中国はインド太平洋全体を監視する能力を開発しようとしていることがこれで明らかになった」「日本やインド、東南アジア全体が懸念すべきだ」と話しています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









