◆2度目の大火で店舗を失って
仮設店舗に入居する坪田美智子さんです。旦過市場での営業再開が当初の予定より遅くなったといいます。

坪田美智子さん「ちょっと遅いですよね、今の時期いろいろ売りたかったんですけど。タケノコには力を入れていたので」
坪田さんが営む青果店「味の坪田」は60年以上にわたり、旦過市場で営業を続けてきました。2022年4月の大規模火災では直接の被害を免れたものの、8月の2度目の火災で店舗を失いました。
坪田美智子さん「言葉にならないです。これからどうして商売しようか、どうして生きていけばいいか、分からないですよね」
坪田さんは被災後、旦過市場から約1キロ離れた黄金市場で、店の営業を再開しました。農家から直接仕入れた新鮮な野菜、手作りの床漬けや、ゆずゴショウが名物です。

客「めっちゃ優しいんですよー。ゆずゴショウがめっちゃおいしいです」
◆仮設店舗で再起を目指す

4月4日に仮設店舗の契約を済ませた坪田さん。20日から内装の工事を始め、26日に旦過市場での営業を再開する予定です。仮設店舗での営業は、旦過市場の再開発で新たなビルが完成するまでの3年ほど。その間は、この仮設店舗が旦過の「味の坪田」となります。

坪田美智子さん「これから新しいお客さんも集客していきたいと思います。黄金市場のお客さんもこっちに来てもらいたい。そうしたら、少しはいいかな」