高知県内企業の海外進出を後押ししようと18日、事業者を対象にしたセミナーが開かれ、実際に海外展開を行っている県内の事業者らが登壇しました。
このセミナーは人口減少などで国内市場の縮小が見込まれる中、海外に販路を広げるきっかけにしてもらおうと県と県貿易協会が開きました。セミナーには製造業や金融業の関係者らおよそ140人が参加し、シンガポールで県内企業の輸出支援などを行っていた元県シンガポール事務所長の依田康夫(よだやすお)氏が講演しました。
(元県シンガポール事務所長 依田康夫 氏)
「日本でビジネスが成り立てば海外でも成り立つ。困っている人がどこにいるか、どれだけいるかという話」
また、海外での事業に挑戦している県内企業の事例も紹介されました。このうち、クレーンの製造などを行う企業の代表は、「現地の文化に合わせながら事業を営むことの難しさがある一方、海外での取引をきっかけにこれまで接点が持てなかった国内企業とつながりができた」と話していました。セミナーは今後も定期的に開催され、県は海外進出のきっかけになるような交流の場にしてほしいとしています。














