倒木のおそれがある木を見分けるポイントは


樹木医の宮田義規さんに倒木のおそれがある木を見分けるポイントについて聞きました。

(悠樹木医事務所・宮田義規さん)「まずは全体を見ることですね。全体を見て枝葉がちゃんとついているか、あとは色ですね。この木を見たときにすごく葉の色が濃くて元気なのが分かるんですけど弱ってくると黄色っぽくなったりだとか薄い色になったりします。」


宮田さんによりますと、空が透けて見えるほど葉が落ちてしまっている木は弱っている可能性があります

また、木の根元を確認するのもポイントです。

(宮田さん)「根元を見た時にキノコが生えていると、根元が腐っている可能性があるので、それを見ていただくと分かるのかなと。ただ、必ずキノコが生えているわけではないし、中の腐朽というのは、外からでは全く見えない場合があります。なので注意が必要ですね」


このほか、見た目で分かりづらい時には・・

(悠樹木医事務所・宮田義規さん)「こうやって両手で力強く押してもらって根本が動かなければ大丈夫です。見る場所は(木の)上もそうなんですけど根本を見て地 面と根っこがこうグラグラと動いていなければ大丈夫です。」



安全にキャンプを楽しむために。

もしも、弱っている木を見つけたときは近づかず、管理者などに報告することも大切です。

改めて安全確認の主なポイントが、こちらです。

●根元にキノコが生えていないか。必ず生えているとは限らないので注意が必要。
●葉の色が濃く、茂っているか。
●揺らした時に根元から揺れていないか。


1つ該当したとしてもそれで倒木してしまうということではないとのことです。樹木医の宮田さんは、この木が元気なのか、弱っているのか普段からそういう向き合い方もしてほしいと呼びかけています。