今月16日、神奈川県のキャンプ場で倒木がテントに直撃し、29歳の女性が死亡する事故がありました。
宮崎県内にも、キャンプを楽しむ場所や公園がたくさんありますが、事故を未然に防ぐためのキャンプ場の対応や倒木のおそれがある木を見分けるポイントを取材しました。
今月16日、神奈川県相模原市のキャンプ場で起きた倒木による事故。
高さおよそ18メートル、太さ70センチほどの木が根元から折れて夫婦がいたテントを直撃し、29歳の女性が死亡しました。
木が倒れた原因は「根腐れ」とみられています。
(丸山敦子記者)「こちらのキャンプ場にはさまざまな木が植えられているんですが、職員が毎日木の状態をチェックしているということです」
小林市のひなもりオートキャンプ場。敷地には、サクラやケヤキなどおよそ200本の樹木が植えられていて、キャンプ場では神奈川県での事故を受けて緊急点検を行ったということです。

(ひなもりオートキャンプ場・岡元巽さん)「緊急点検を行って、再度、安全管理を行いました。特に場内の木を見て枯れた枝がないかとか、根腐れしていないかとかを確認して」
キャンプ場ではスタッフが毎日木の状態を確かめ、倒木の危険性があると判断した木についてはすぐに伐採するなどしています。

(ひなもりオートキャンプ場・岡元巽さん)「これは中が腐ってきているので、今経過観察なんですけど、切る可能性がある木については印をつけて、危険度が高ければ枝打ちとか、伐採して、まだ大丈夫であれば経過観察」


キャンプ場では今後も安全管理の徹底に努めたいとしています。
(ひなもりオートキャンプ場・岡元巽さん)「日常的に点検をしているんですけどもし可能であれば、木に近づきすぎず、テントを立てたりとか、施設側の管理はもちろんなんですけど、利用者側も可能であればそういった対策をとっていただければ」
リスクを少しでも減らすためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。