きょう開幕した世界最大規模の自動車展示会「上海モーターショー」。世界的に「脱炭素化」が求められる中、各メーカーともEV=電気自動車が中心のラインナップです。

記者
「中国のEV最大手BYDは、大型のSUVとスポーツタイプという対照的な2つのモデルを公開しました」

こちら、中国のメーカー「BYD」が発表したSUVタイプの新モデルは、最短3.6秒で時速100キロを超える性能。内装からは高級感がうかがえます。価格は日本円でおよそ2200万円だということです。

スポーツカータイプの詳細はまだ明らかにされていませんが、狙う客層はというと…

BYD広報責任者 羅昊さん
「ターゲットは性能・ファッション・スピードにこだわるエリートの人たちですね」

これまでハイブリッド車が中心だった日本車メーカーもバッテリー式のEVに力を入れています。

トヨタは新たに、いわゆる「Z世代」とファミリー層に向けた2つの新モデルを公開。BYDとの共同開発です。また、2035年までに中国市場における新車販売を「すべてEVにする」と宣言しているホンダもコンセプトモデルを初公開し、来年、量産モデルとして販売を予定しています。

中国勢が先行し、多様な車種も登場する中で日本メーカーの巻き返しはなるのでしょうか。