養豚にITを取り入れ効率化を図ろうと、JA宮崎経済連などによるスマート農業の実証プロジェクトがスタートしました。

これは、JA宮崎経済連と全農畜産サービス、それに富士通総研が連携して取り組むものです。

プロジェクトでは、都城市にあるJA宮崎経済連の養豚場で、豚に与えるエサや水の量をカメラで撮影。
その画像をAI解析することで、豚の病気の早期発見や短い飼育期間での出荷につなげることを目指します。

JA宮崎経済連が畜産分野でスマート農業に取り組むのは今回が初めてです。

(JA宮崎経済連 坂下栄次会長)
「IT化していく、データをちゃんと集積して、それを活用していくことによって、飼料(コスト)の低減なり、事故の低減につながれば、農家所得につながる」

(富士通総研 石塚康成社長)
「全国と言える規模では、宮崎が一番先進的な取り組みをやることになる。ここから全国に広げていきたい」

プロジェクトは来年度まで行われ、JA宮崎経済連では、事業の成果を県内の養豚の発展に生かしたいとしています。