動物愛護センターは保護犬や猫で「大変なこと」に…
私たちが訪れたのは、名古屋市の動物愛護センター。
この場所では飼育放棄などで居場所を失った動物を年間900頭以上保護しているという。

(名古屋市動物愛護センター新美陽子さん)
「こちらは、飼い主さんの家でとてもよく鳴くということで飼いきれないということでやってきた犬です」

名古屋市港区の一軒家では、ウサギや犬、金魚・メダカ・どじょうが飼育されていたが、50代の男性が3月に病気で急死。
亡くなった男性が飼っていた犬3頭は、この動物愛護センターに一時的に収容された後、既に引き取り手が見つかっていたというが、中には5年以上収容されたままの犬もいる。さらに、猫はもっと大変なことに…
(名古屋市動物愛護センター新美陽子さん)
「こちらは昨年度建てた猫の収容施設で160頭が収容できる施設です。猫の多頭飼育がすごく増えた関係で場所を提供しなければならないということで、名古屋市が計画して建てました」
一カ所で犬と猫を収容することが出来ず、去年6月には猫専用の施設を新たに開設した。
160頭分のケージが設けられているが、完成から1年経たないうちに既に80頭以上集まった。

(名古屋市動物愛護センター新美陽子さん)
「この子は(一度に)11頭で収容された猫のうちの1頭です。″多頭飼育で崩壊″ということで来た猫です」