防衛省は中国海軍の空母「山東」が、今月7日からきのうにかけて、宮古島や沖ノ鳥島の周辺の日本のEEZ=排他的経済水域を含む海域を航行し、戦闘機などがおよそ330回、発艦や着艦を繰り返したと発表しました。
防衛省によりますと、今月7日から16日にかけて、沖縄県宮古島や東京都沖ノ鳥島の周辺の日本のEEZを含む海域で、中国海軍の▼空母「山東」や、▼ミサイル駆逐艦、▼高速戦闘支援艦などが航行しているのを確認したということです。
また、空母「山東」からは戦闘機やヘリが飛び立ったり着艦したりを繰り返し、その数はおよそ330回に及んだということです。
海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」や「あさぎり」が情報収集や警戒監視を行ったほか、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなどの対応をしました。
中国軍は今月8日から10日まで台湾周辺で軍事演習を行いましたが、防衛省はこれらの艦艇が演習に参加したものとみられるとしています。
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