きのう、和歌山市で岸田総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件。捜査の最新情報です。
威力業務妨害の疑いで逮捕された木村隆二容疑者(24)は犯行当時、爆発物以外にも手提げかばんの中に刃渡り13センチの果物ナイフを所持していたことが新たにわかりました。
きのう、和歌山市の漁港で岸田総理の演説直前に筒状のものが投げ込まれ、その後、爆発しました。当時、現場で木村容疑者を取り押さえた漁師の男性3人が取材に応じました。
木村容疑者を取り押さえた男性
「ものを投げたのを確認した。手元で何かしている仕草があったので飛びかかった。そのときは無我夢中で(木村容疑者を)押さえて、結果的によかった。岸田総理からも電話があり、本当にありがとうございましたと」
「2発目を用意したから、1人がつかまえたんや。私も頭を押さえにいった。ここで締め付けてたから、ただ足はバタバタやってたけど」
「上から爆弾が降ってきて、僕は振り返って後方に歩いていった。取り押さえていた人がおったんで、僕もちょっと足を押さえにいった」
警察はきょう午前1時ごろから、兵庫県川西市にある木村容疑者の自宅の捜索を行いました。爆発する恐れのあるものは見つかりませんでしたが、粉末や金属の管のようなもののほか、工具などを押収したということです。
一方、木村容疑者を知る人は事件に驚いていました。
木村容疑者の小中学校の同級生
「びっくりしました。おとなしいけど優しい子だったので、誰かを傷つけたりしているところは見たことはない。そんなに友達は多くなかったです」
「とにかくおとなしい。少人数の目立たない感じの男の子グループで仲良くしていた」
捜査関係者によりますと、現場で爆発した銀色の筒状のものは、木村容疑者が火をつけた後に岸田総理の近くへ投げ込んでいたとみられることがわかっています。
木村容疑者は黙秘を続けていて、警察は押収物を分析するなどして犯行動機の解明を進めています。
岸田総理
「私達の世代で、子どもたちや孫の世代に対してやるべきことをやる、責任を果たす、こういった時代を進めていこうではありませんか」
一方、岸田総理は、きょうも大分県で参議院・補欠選挙の応援演説を行いました。
岸田総理は、候補者の経歴や少子化対策、物価高対策などを訴える一方、和歌山の爆発事件については触れませんでした。
一部の演説会場では、警察立ち会いのもと聴衆に対して手荷物検査やペットボトル回収、金属探知機によるチェックが行われるなど、厳しい警備態勢が敷かれました。
岸田総理は午前中、総理公邸で記者団に対し「大切なことは選挙をやり通すことだ」と語るなど、通常通りの選挙戦に臨む姿勢を強調しています。
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