宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故で、機材トラブルで中断していた「飽和潜水」の再開に向けた作業が進められています。

事故から1週間余り。現場海域では、海上自衛隊が24時間体制で捜索を続けています。

宮古島の西にある伊良部島近くの海域でヘリの機体や複数の隊員とみられる姿が見つかったことを受け、海上自衛隊は14日、海底を目視で捜索する「飽和潜水」の作業を始めましたが、機材トラブルのため中断していました。

海上自衛隊は15日朝から飽和潜水による捜索の再開に向けて作業を進めていて、潮の流れなどを見て判断する見通しです。

昼までに艦艇の上やその周辺での目立った動きはまだ確認できていませんが、海上自衛隊はこの後も飽和潜水の再開を目指し、隊員の発見を急ぐことにしています。