■バレーボール女子2022-23V・ファイナルステージ「ファイナル4」最終日(15日、スカイホール豊田)

レギュラーラウンドの上位4チーム(東レ、埼玉上尾、久光、NEC)が進出する「2022-23 V・ファイナルステージ」。その4チームが総当たりで争い、上位2チームがファイナルに進む「ファイナル4」の最終戦が行われた。第2試合でNECが埼玉上尾に勝利し、ファイナルは東レとNECの対戦が決定。22日に国立代々木競技場第一体育館で今季の頂点が決まる。

【第1試合】東レ ‐ 久光

第1試合はレギュラーラウンド1位、先週ファイナル進出を決めた東レとファイナル4敗退が決まっている久光の対戦。この試合で久光は6人が現役引退を表明、リオ・東京五輪と2大会連続で五輪に出場し、長年バレー界をけん引してきた石井優希(31)もこの試合が最後となった。

試合は久光が終始、主導権を握る形となった。序盤からファンへッケ・リセ(30)にボールを集め第1セットを奪うと、第2セットはセッター・栄絵里香(32)の巧みなトスワークで石井、濵松明日香(24)が得点を重ねた。

第3セットは東レが終盤までリードするも、今季ブロック賞を獲得した 荒木彩花(21)のブロックやセッター・栄のサーブが効果的に決まり、逆転に成功。そのままストレートで久光が勝利した。

この試合で引退の石井は試合前、「最後までファンの皆さんと戦いながら楽しんでやりきりたい」と話していた言葉通り、コートの中では終始笑顔。会場につめかけた約1700人のファンの前で一つ一つ大切にプレーを噛みしめていた。試合後は「勝利で現役生活を終えられて良かった。13年間、久光一筋でやりきれて、久光で引退できることを誇りに思う。引退しても『スプリングスファミリー』の一員として、来年以降も(心は)一緒に戦っていきたい」と涙まじりの笑顔を見せた。

同期入団で久光の黄金時代を共に築き、リオ五輪を共に戦った長岡望悠(31)は「シーズンが始まる時から(引退を)聞いていたので、試合だけではなく日常の時間も大事に過ごし、噛みしめたシーズンだった。これからも縁はずっと続く」と石井の現役生活をねぎらった。
久光の引退選手は石井、今村優香(29)、戸江真奈(28)、井上美咲(28)、池谷優佳(25)、白澤明香里(25)の6選手。

会見に臨んだ戸江選手、石井選手、長岡選手

東レ 0‐3久光(15‐25、19‐25、23‐25)