自転車でのヘルメットの着用が「努力義務」になってから、14日で2週間になります。
高校生や高齢者のヘルメット着用が課題となる中、先ほど、山形市で啓発活動が行われました。

呼びかけ「ヘルメット着用お願いします!」

今月1日から自転車に乗る全ての人は、ヘルメットの着用が「努力義務」になりました。

山形県警察本部によりますと、県内の過去5年のヘルメットの着用率は、小中学生が50%以上だったのに対し、高校生は1.2%、大学生が2.3%高齢者は3%と、非常に低くなっています。

14日は、県や警察、それに県立山形工業高校の生徒らが、自転車の利用者に対し、ヘルメット着用を呼びかけるチラシや夜光反射材を配布して、事故防止を呼びかけました。

高校生以上のヘルメットの着用率が低い理由を同じ世代に聞くと…。

県立山形工業高校3年・西澤雄生さん「思春期ということもあって、ヘルメットをつけるのが少し恥ずかしいというのが、人目が気になるのが、まだ大きな原因というのがあるので、みんながつけていれば全然恥ずかしいことでもないと思うので、着ける人が多くなればどんどん伸びてゆくのでは」

県防災くらし安心部・五十嵐欣也地域安全対策主幹「わずかしかかぶっていない状況。法律で努力義務というより自分の命を守るため、ヘルメットはぜひかぶってもらいたい」

県や警察では、来月にも、駅前など県内15か所で、自転車用ヘルメットの着用や自転車保険への加入を呼びかける啓発活動を行うということです。