高知県室戸市が税金を納めていた2人の口座を誤って差し押さえていたことが分かりました。

室戸市によりますと先月10日、室戸市に昨年度の市県民税第4期を納めていた2人に対し、税金を納めていないとして、室戸市税務課がそれぞれの貯金口座を差し押さえました。しかし実際は2人とも納付期日より前の2月27日に金融機関で納付していました。原因について室戸市は2月20日に2人に対して督促状を送った後、納付の確認を怠ったためとしています。また、2人については一方に送るべき税金の振り込み通知書を誤ってもう一方に送付し、住所や口座番号などが漏えいするミスも発生しています。

室戸市は「今後、二度とこのような事案を発生させないように事務の徹底と、差し押さえについては直前に入金確認をする」とコメントしています。