同居する技能実習生を包丁で刺して殺害し、殺人などの罪で懲役10年の判決を受けたベトナム人技能実習生の控訴審で13日、名古屋高裁金沢支部は控訴を棄却しました。
この事件は2020年、ベトナム国籍のゴ・コン・ミン被告(23)が、同居していたベトナム人技能実習生を包丁で刺して殺害した罪などに問われているものです。
これまでの裁判で、被告は殺意がなかったことや、正当防衛を主張し、減刑を訴えていました。
13日の判決で、名古屋高裁金沢支部の山田耕司裁判長は「被告は包丁を頚椎に達する力で突き刺しており、被害者が死ぬ危険性が高いことを分かりながら行ったといえる」などとして、控訴を棄却しました。
被告の弁護人は、上告について「被告と相談した上で判断する」としています。














