11日、山陰両県の多くの小学校で入学式が行われました。マスクの着用が義務付けられない入学式は3年ぶりですが、一方で、「個人の判断」に任されている状態に、子供たちに「着けさせるべきか?外させるべきか?」迷っている保護者も多いようです。

夏を思わせる陽気となった11日、山陰両県の多くの小学校で入学式が行われました。このうち、鳥取県米子市の和田小学校では、在校生が拍手で出迎える中、19人の新1年生が入学しました。

校長
「1年生として、頑張りたいことを決めている人も多いと思います。ぜひ自分から勉強や運動を頑張ってほしい」

式では在校生から新入生に向け、歓迎のメッセージが贈られ、2年生が小学校生活を紹介する劇を披露して入学を祝いました。

マスクについては、今年度から鳥取県も米子市も、児童に対して着用を求めない方針を示しています。

3年ぶりにマスクの着用義務がない入学式。こちらの小学校では新1年生は全員がマスクを外し、式に出席した在校生も半分以上がマスクを外して参加。校歌も元気よく歌いました。

新1年生は
「100点目指す」
「先生の話をよく聞きたい」
「算数で100点は絶対取りたい」

式を終えた新1年生。クラスに戻ると、マスクを着ける児童もちらほら…
保護者の皆さんに話を聞くと、「子どもたちに着けさせるべきか?外させるべきか?」悩ましい時もあるようです。

新1年生の保護者は
「場所によってという感じ」
「きょうとかもつけてはきたけど…」
「どう判断していいか難しい感じ」
「たくさん(マスクを)買っているのでつけている感じ。夏場になったらまた暑いと思うので外して遊んでくれたらいいかなとおもう」

5月8日にはコロナも5類に引き下げられます。このまま感染がおさまり、子どもたちの元気な表情がマスクなしでみられる機会が増えることを、誰もが願っています。