中国で国家政権転覆の罪に問われていた、人権派弁護士と著名な民主活動家が有罪判決を受けました。弁護士の妻は「裁判は違法」だとして上訴する方針です。
国家政権転覆の罪に問われたのは人権派弁護士の丁家喜氏と、著名な民主活動家の許志永氏です。
2人は2019年12月、福建省で国政を議論する会合を開いた後に拘束されましたが、起訴内容は公表されていません。
丁家喜氏の妻、羅勝春さんによりますと、10日の判決で、丁氏は懲役12年、許氏は懲役14年を言い渡されました。
羅勝春さんは取材に対し、裁判で弁護側の証人の申請が認められなかったうえ、拷問で得られた証拠も除外されなかったと強調。裁判自体が「違法だった」と訴えています。
丁氏の妻、羅勝春さん
「この事件は最初から最後まで、違法な方法で動いていたのだから、上訴しても結果が変わるとは思えませんが、私たちは実行します」「事件を通して、中国共産党が全く手に負えない、法律に従わない政権だと世界中の人々に知ってもらいたい」
判決をめぐっては国連人権高等弁務官事務所も「国際人権法の基準と異なる、長期の実刑判決を受けたことを非常に懸念している」との声明を発表。
公正な裁判と適正な手続きの権利を尊重し、不当な扱いの疑いについて適切な調査を行うことが必要だと指摘しています。
一方、中国政府は。
中国外務省 汪文斌報道官
「中国は法治国家だ。法律の前でみな平等だ。言論の自由は法律の枠内で行使しなければならない」
外務省報道官は、法律に則った対応だとの認識を示しています。
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