天皇皇后両陛下は、来日中のヨルダンの国王夫妻と皇太子と、お住まいの御所で会見されました。

ヨルダンのアブドッラー2世国王とラーニア王妃、フセイン皇太子は午後4時に皇居・御所に到着し、両陛下は笑顔で出迎え、握手を交わされました。

会見は丸テーブルをはさんで行われ、両陛下は、今年6月に結婚する皇太子に「おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べられました。

また陛下は「ヨルダンは多くのシリア難民を受け入れたりするなど、人道面で大変な努力をされていることに敬意を表します」と述べられました。

これに対し国王は「シリアの難民を130万人ほど受け入れているほか、パレスチナの難民も受け入れて、人口の25%を占めいている」と説明しました。

そして「日本が中東和平について一貫して、支援し協力していることを高く評価している」と述べたということです。

会談はおよそ30分間にわたり、終始和やかな雰囲気だったということです。