北朝鮮は、中央軍事委員会の拡大会議をきのう開催。金正恩総書記が抑止力拡大の必要性を強調し、「前線攻撃作戦」についても確認したとしています。
きのう開かれた中央軍事委員会の拡大会議。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は一面で、金正恩総書記が地図を指さしながら軍幹部らを指導する写真ともに内容を伝えています。地図の部分は細部が見えないよう加工されていますが、韓国聯合ニュースは、首都ソウルとその南の在韓米軍司令部のある平澤を指しているとみられるとしています。
北朝鮮が韓国の地図を用いた会議を公開したのは今回で5回目。2017年には地図を用いた会議の後に、「ICBM=大陸間弾道ミサイル」を発射したということです。
今回の会議では、米韓合同軍事演習への対抗として戦争抑止力の拡大の必要性を強調、「前線攻撃作戦」について確認したとしています。
一方、韓国政府は…
韓国 権寧世 統一相
「北朝鮮は自らを孤立させ、さらに困難な状況に陥ることになると強く警告する」
北朝鮮は、韓国軍との間で結ぶ連絡通信線での定時連絡に5日連続で応じていませんが、これについて権統一相は「無責任だ」と批判。また、金総書記が韓国とみられる地図を指し示していることについて、「朝鮮半島の緊張を高めることが有利だと判断しているようだ」と指摘しています。
金総書記が朝鮮労働党のトップに就任してきょうで11年。アメリカや韓国への対決姿勢を強める中、北朝鮮は今月までに「軍事偵察衛星1号機」の準備を終えるとしています。
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