日本と中国の両政府が海洋問題について話し合う「高級事務レベル海洋協議」が都内で開かれ、日本側は中国が日本周辺でロシアとの連携を含む軍事活動を活発化させていることに深刻な懸念を伝えました。

4年ぶりに対面での開催となった「日中高級事務レベル海洋協議」では、自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を避けるために防衛当局間を結ぶ「ホットライン」の運用開始に向け、具体的に調整を進めていくことで一致しました。

一方、中国海軍の空母「山東」が日本周辺の海域で航行するのが確認されるなど、中国がロシアとの連携を含む日本の周辺海域での軍事活動を活発化させていることについては、深刻な懸念をあらためて伝えています。