日本水泳連盟は10日、9月に中国・杭州で開催されるアジア大会の日本代表内定選手38人を発表した。2018年ジャカルタ大会で6冠&MVPを獲得した池江璃花子(23)は、5年ぶりに個人種目での日本代表入りを果たした。日本代表は日本オリンピック委員会(JOC)の発表をもって正式決定となる。
池江はアジア大会代表選考を兼ねた日本選手権(4日〜9日)で4種目で優勝、うち2種目で派遣標準記録を突破し、7月の世界選手権・9月のアジア大会の代表権を勝ち取った。前回のアジア大会で池江は6冠を達成、8個のメダルを手にして大会MVPにも選ばれた。その後、2019年に白血病を公表し療養。2020年5月に本格的な練習を再開し、翌年の東京五輪ではリレーメンバーとして日本代表入りを果たした。個人種目での代表入りは5年ぶりとなる。
他には東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依(27)、同銀メダリストの本多灯(21)、瀬戸大也(29)などが38人が選ばれた。今回の代表最年長はアジア大会5大会連続出場の入江陵介(33)、最年少は高校2年生の成田実生(16)となった。(写真は前回大会の池江選手)
【アジア大会代表内定選手】※年齢は大会時
◇男 子
■自由形:塩浦慎理(31)井本一輝(22)田渕海斗(21)竹田渉瑚(28)
■自由形&バタフライ:松元克央(26)
■背泳ぎ:入江陵介(33)竹原秀一(19)栁川大樹(21)
■平泳ぎ:日本雄也(26)渡辺一平(26)佐藤翔馬(22)
■バタフライ:川本武史(28)水沼尚輝(26)森本哲平(21)
■バタフライ&個人メドレー:本多灯(21)
■個人メドレー:瀬戸大也(29)小方颯(20)
◇女 子
■自由形:難波実夢(21)小堀倭加(23)森山幸美(27)
■自由形&バタフライ:池江璃花子(23)
■自由形&背泳ぎ:白井璃緒(24)
■背泳ぎ:高橋美紀(28)
■平泳ぎ:鈴木聡美(32)青木玲緒樹(28)今井月(23)
■バタフライ:相馬あい(26)三井愛梨(19)牧野紘子(24)
■個人メドレー:成田実生(16)大橋悠依(27)谷川亜華葉(20)
◇リレー
■男子:五味智信(20)中村克(29)眞野秀成(23)田中大寛(22)
■女子:池本凪沙(21)五十嵐千尋(28)