静岡県熱海市の土石流災害の隣の谷筋にある「第二の盛り土」について、現在の土地所有者が梅雨入り前に応急的な安全対策をとる方針を示したことが関係者への取材で明らかになりました。
熱海市で起きた大規模な土石流災害の起点となった盛り土の南側には、無許可で土砂が捨てられた第二の盛り土と呼ばれる場所があります。住民から「同じ災害が起きるのではないか」と不安の声が聞かれる中、現場には応急措置としてブルーシートが敷かれ、熱海市の職員などが見回りを続けてきました。第二の盛り土については、2021年7月の土石流で崩れた盛り土の土地と同じ所有者で、静岡県などが土採取等規制条例違反などの疑いがあるとして指導を続けてきました。関係者によりますと、所有者側は5月10日までに応急対策に入る方針を示したことがわかりました。応急対策は大雨シーズンとなる梅雨入り前に土砂の流出を防ぐことなどを目的としています。静岡県などは第二の盛り土について「現時点で、すぐに災害が発生する危険な状況は見られない」との見解を示していましたが、万が一に備えて土地所有者が住民の不安の声に応えた形です。
注目の記事
“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】事故から2週間...下校中はねられた女子中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い越し若い命が危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかるその恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
