宮古島の周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故から一夜明け、現地では乗っていた隊員や機体の捜索が続いています。
第11管区海上保安本部によりますとこれまでの捜索で、ヘリが消息を絶った海域周辺で陸上自衛隊と記された窓枠をはじめ救命ボートや機体の一部が複数個、見つかっています。
自衛隊や海上保安本部による捜索は、夜を徹して行われ現在も続いていますが、ヘリの機体や乗っていた隊員10人は発見されていません。

またこれまでに、ヘリがレーダーから消える2分前の6日午後3時54分に、下地島空港の管制と無線で交信していたことが新たに分かりましたが、交信した内容はまだ明らかになっていません。
現場では7日午後には、海上自衛隊の掃海艇を使って水中の捜索が予定されています。
この事故を受けて陸上自衛隊は災害派遣や急患輸送を除き、同型機の飛行を停止しています。