防衛省は、中国海軍の空母「山東」が太平洋上を航行しているのを初めて確認したと発表しました。

防衛省によりますと、きのう午後6時ごろ、中国海軍の空母「山東」のほか、フリゲート艦や戦闘支援艦などあわせて3隻が、沖縄県波照間島の南およそ300kmの海域を東に進みました。

空母「山東」が太平洋上を航行しているのを確認したのは初めてだということです。

海上自衛隊が護衛艦「さわぎり」で情報収集と警戒監視を行いました。

防衛省は「空母の運用能力向上を企図しているものとみられる」としています。

台湾の蔡英文総統とアメリカのマッカーシー下院議長が会談し、中国が反発していますが、防衛省は「中国・台湾の状況を注視している」としたうえで、日本周辺の警戒監視を行っています。