ロシアのサンクトペテルブルクのカフェで爆発が起き、ウクライナ侵攻を支持していた軍事ブロガーが死亡した事件で、反プーチン政権派の組織が犯行声明を出しました。

2日、サンクトペテルブルクのカフェで起きた爆発では、「タタルスキー」のペンネームでウクライナ侵攻を支持してきた軍事ブロガーが死亡。26歳のロシア人の女が拘束されていますが、ロシアの当局は「ウクライナの情報機関が計画したテロ行為だ」としています。

こうした中、「国民共和国軍」を名乗る反プーチン政権派の組織は4日、SNSを通じて犯行声明を公開。事件について「外国の組織や情報機関の支援は受けていない」と主張しています。

爆発のあったカフェは、民間軍事会社ワグネルの創設者・プリゴジン氏がかつて所有していたとされ、侵攻を支持するイベントがたびたび催されていましたが、犯行声明では、爆発によりカフェが営業停止となることについて「満足している」としています。

一方、プリゴジン氏は4日、爆発現場で支持者らと集会を開き、イベント活動を継続していくとアピールしています。