コロナ禍の制限なども落ち着き始め空の旅の需要が高まっています。飛行機に乗る楽しみのひとつと言えば食事、機内食です。「世界の機内食」を家庭でも味わえる商品が仙台空港で販売されています。
小笠原悠記者:
「仙台空港です。グルメな海外旅行気分を味わえるということで、お腹を空かせてやって参りました。おいしい旅へと誘ってくれるのは飛行機ではなく、この自動販売機です」

仙台国際空港ターミナルビル1階、国内線到着口の横に設置された「世界の機内食」の冷凍自動販売機。台湾の肉飯やフランスの鶏肉料理、シンガポールチキンライスなどラインナップは5種類で、価格はすべて1100円。

3月17日から、販売が始まりました。
仙台国際空港施設営業部 木村昭仁さん:
「冷凍自販機が結構流行っているが、その中で機内食というのが空港らしいなと(思い設置した)」

商品は、実際の国際線のメニューではありませんが、羽田空港などに料理を提供する企業が機内食をイメージして開発しました。保冷剤入りの袋に入っていて、4時間ほど持ち歩きが可能です。
空港利用客:
「自販機で機内食ってどんなものかなと思って。初めて見た」
「フランスのコック・オー・ヴァンとか気になります。ここで買ってすぐに家で食べられるのは便利だと思います」
商品は、解凍後に電子レンジで4分ほど加熱。アツアツを家庭で味わうことができます。

こちらは一番人気の「コック・オー・ヴァン」。鶏肉を赤ワインで煮込んだフランスの家庭料理です。

小笠原悠記者:
「お肉が大きいですね。色どりも鮮やか~。いただきます。お肉が柔らかくてソースが濃厚、ちょっと酸味もあっておいしいまさに、セボン!(おいしい)」
また、こちらも人気の台湾のグルメ。八角や台湾醤油で味付けした大ぶりのチャーシューが嬉しい肉飯です。

小笠原悠記者:
「チャーシューいただきます。甘辛い味付けでご飯が進みます。まさに、ハオチー(おいしい)」
見るだけでも楽しいこの冷凍自動販売機は、今後、季節ごとに商品を入れ替えるということです。
仙台国際空港施設営業部 木村昭仁さん:
「機内食をご家庭で味わってもらうことによって気軽に旅行気分を味わっていただき、飛行機で旅行に行きたいなという気分にってもらえればと思う」
手軽に世界を味わえる「世界の機内食シリーズ」。仙台の空の玄関口の新たなお土産の定番になるかもしれません。