中国・北京で先月、日本人男性が国家安全当局に拘束された問題で、日本大使館の館員が男性に初めて領事面会したことがわかりました。

北京市内で先月、50代の日本人男性が国家安全当局に拘束されましたが、日本政府関係者によりますと、4日午後、在中国日本大使館の館員が男性に初めて領事面会しました。

面会は30分にわたり行われたということです。

男性は、現在、当局による取り調べの最中とみられますが、健康状態に問題はないと話したということです。

日本大使館は男性の家族との連絡などできる限りの支援をするとしています。

日本政府は男性の拘束について中国政府に抗議をしたうえで早期解放を強く求めており、先日中国を訪問した林外務大臣も日中外相会談などを通じて早期解放を強く申し入れています。