核軍縮実現への道筋を話し合う国際賢人会議が4日、都内で開かれ、林外務大臣は「いま国際社会は歴史の転換期にある」とコメントを寄せ、核軍縮に向けた議論を促しました。

林外務大臣
「いま国際社会は歴史の転換期にあります。核軍縮を巡る状況も一層厳しさを増していますが、このような中だからこそ、歩みを止めてはなりません」

4日、都内で開かれた国際賢人会議は核保有国と非保有国の有識者等が核軍縮の実現への道筋を話し合うもので、林外務大臣はビデオメッセージで「国際賢人会議の議論も参考に、来月のG7ヒロシマサミットで『核兵器のない世界』の実現に向けた力強いメッセージを発信したい」と話し、核軍縮に向けた議論に期待を寄せました。

北朝鮮が核・ミサイル開発を進めるほか、ロシアがベラルーシに戦術核兵器を配備する計画を表明するなど、核軍縮とは逆行する動きも見られる中、賢人会議は核軍縮に向けた具体的な方策を議論することにしています。