ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの飲食店で爆発があり、プーチン政権寄りの立場で知られる著名な軍事ブロガーが死亡、20人以上がけがをしました。

タス通信などによりますと、サンクトペテルブルクの飲食店で2日、爆発があり、「ウラドレン・タタルスキー」のペンネームで活動していたロシアの著名な軍事ブロガーが死亡し、25人がけがをしました。

タタルスキー氏はウクライナ侵攻についてプーチン政権寄りの立場でSNSなどで情報を発信し、フォロワーは50万人以上にのぼります。

飲食店では当時、愛国的なイベントが催されていて、タタルスキー氏に贈られた像に爆発物が仕掛けられていたということです。

この飲食店はかつて、民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が所有していた物件で、度々、こうしたイベントが行われていたとされています。

ロシア外務省のザハロワ報道官は2日、声明を発表し、「ロシアのジャーナリストはウクライナの現政権とその黒幕による殺りくの脅威に常にさらされている」と主張しています。

一方、ウクライナ政府の高官は、ロシア国内での争いでウクライナは関与していないとの認識を示しています。