ロシアが隣国ベラルーシに戦術核を配備すると表明したことをうけ、国連安保理で緊急会合が開かれましたが、日本や欧米各国と、ロシアとの非難の応酬となりました。
石兼公博 国連大使
「77年間核兵器が使われなかったという記録が、ロシアによって破られてはなりません」
安保理では31日、ロシアが隣国ベラルーシに戦術核兵器を配備すると表明したことをうけ、緊急の会合が開かれました。
日本の石兼国連大使は、「戦争中に原爆の被害を受けた唯一の国として、核兵器のない世界に向けた取り組みを主導している」としたうえで、「ロシアの核の脅威を決して受け入れることはできない」と述べました。欧米各国も、「ベラルーシへの核配備は正当化できない」などと強く非難し、ロシアに対して方針を撤回するよう求めました。
一方、ロシアのネベンジャ国連大使は「我々は、アメリカにすべての核兵器を自国に戻すよう求めてきた」などと述べ、アメリカがヨーロッパの同盟国に核兵器を配備していることを非難したうえで、核配備の正当性を主張しました。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









