あすから4月です。卵の高騰などを背景に食品5000品目を超える値上げが予定されているほか、値上げの波は学校の制服にも広がっています。
4月に値上げが予定されている食品は5106品目。2月の5528品目に次いで今年2番目の多さです。鶏卵価格の高騰や加工乳の取引価格引き上げなどの影響で、調味料や乳製品などの値上げが多く見られます。
たとえば、「キユーピー マヨネーズ 450g」は税込みで475円から520円に、「明治ブルガリアヨーグルト(400g)」は税抜きで270円から280円に値上げします。卵や海苔、小麦など、さまざまな原材料費などが高騰し、少なくとも夏頃まで値上げが続く見通しです。
物価高の長期化は新生活にも影響が広がっています。
新学期の準備が進む千葉県の中学校。この学校では新年度から制服を一新しますが、新入生のうち8割ほどの生徒が制服を購入していないといいます。なぜでしょうか。
市川市立第四中学校 新部操 校長
「やっぱり買取よりそちらを選んでる保護者の方が多かったと思うので、よかったなと」
8割ほどの保護者が利用したのは制服の「サブスク」です。学校から指定されているブレザーとスラックス、プリーツスカートをレンタルでき、3年間で購入よりもおよそ15%安くなります。さらに3年間で2回まで無料でサイズの交換ができるといいます。
市川市立第四中学校 新部操 校長
「(制服を)変えるにあたっては、やっぱり保護者の負担が大きくなります。今の現状よりも安いものを作ってくれというのが一つあって、満場一致でこの制服を採用しました」
総務省によりますと、公立中学校の制服はここ数年値上がり傾向で、今年2月の小売り価格は3万5000円ほど。10年前と比べるとおよそ2割高くなっています。
サブスクを導入した制服メーカーでは3年前に値上げして以降、なるべく値上げしないように努力しているといいます。
制服メーカー「光和衣料」 三井昌美 営業部長
「原材料とかは高騰しておりますので、なかなか吸収できない部分もありまして。そこをどう工夫するかっていうので、弊社でレンタルを導入したのがきっかけです」
物価高などを背景に新品を買うのではなく、サブスクを利用する動きが広がっています。
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