仙台市では、4月1日からごみの出し方が変わります。これまで家庭ごみとして「緑の袋」に入れて焼却されてきたプラスチック製品もプラ製容器包装と一緒に「赤い袋」で集積所に出すことになります。
仙台市廃棄物企画課 川村優果主事:
「『プラスチックは全部赤い袋へ』がキャッチフレーズ。ハンガーはこれまでは緑の袋=家庭ごみで出していたが、4月から赤い袋=プラスチック資源としてお出し頂ける」

新たに「赤い袋」で回収されるのは、ハンガーやストロー、ヘアブラシなど家庭から出るプラスチック製のごみです。

これまで家庭ごみとして回収され焼却されてきましたが、プラ製の容器や包装と一緒に「赤い袋」=「プラスチック製容器包装指定袋」に入れて集積所に出すことになります。

一括回収されたプラごみは、パレットなどにリサイクルされます。仙台市は石油が原料のプラスチックを資源として有効に利用しようと、政令市では初めて一括回収の導入を決めました。

仙台市廃棄物企画課 川村優果主事:
「限りある資源の有効活用はもちろん、プラチックを燃やすとCO2が発生するので地球温暖化対策の観点からリサイクルを推進することにした」

一括回収は去年、市内10地区で試験的に導入してきましたが、市民からは「分かりやすくなった」と概ね好評で、これまでより▼15%ほどリサイクル量が増加する見通しだということです。
なお、仙台市は注意点として、ハンガーなど金属が付いているものは取り除く必要があるほか、バッテリーなどは回収時に発火する可能性があるため、赤い袋には入れないように呼びかけています。
