伝説の津軽三味線奏者、初代高橋竹山が亡くなって25年。竹山の半生を追ったドキュメンタリー映画「津軽のカマリ」が富山市民プラザアンサンブルホールで公開されます。

青森県で生まれた竹山は幼少期に、はしかで視力を失いました。

家の軒先で米やお金をもらいながら、津軽三味線を弾く盲目の奏者として生きた竹山の壮絶な半生。

一方、18歳で初代・竹山の内弟子となり、竹山の死後、2代目を襲名した女性。

映画では2代目竹山が亡き師のたどった道を歩きながら、初代・竹山と向き合う様も描きます。

2代目 高橋竹山:「(2代目を)継いだのが42歳のとき、そのときはあまり考えずにいた。60歳を過ぎてからはすごいことになってるんだなと」

2代目 高橋竹山:「本来の“三味線芸”というものの根本という意味ではすごい。先生の魂の叫びをくみ取ってもらえればうれしい」

2年の撮影期間を経て完成した映画「津軽のカマリ」は、津軽三味線の魅力を余すところなく伝えます。

4月7日午後6時からの上映後、二代目高橋竹山の演奏会も行われます。