3月31日に富山県議会議員選挙が告示されます。旧統一教会と政治家の問題が社会問題になったあとの統一地方選で、どのような結果になるのか注目されていますが、元2世信者の女性らが旧統一教会と政治家、そして自らの生い立ちについて告白しました。

女性の実家にあったのは日本共産党を中傷するチラシとマニュアルでした。“「令和」を批判する日本共産党にNO”とかかれた中傷のチラシ。

元2世信者 鈴木みらいさん:
「実家に帰ったときに、300枚から400枚くらいは、物置の一番わかりやすいところにポンと置いてあって」

チラシは元2世信者・鈴木みらいさん(仮名)の両親が持っていたもので、過去の参議院選挙で配られたものだといいます。実家には中傷のチラシを配るマニュアルもありました。

「期間内に必ず配布できるよう、計画的に配布する」
「青年1人が一日、7時間配布した場合、1000枚ほど配布可」
「CHの他のチラシなどと一緒に投函しない」

CHとは何でしょうか?

元2世信者 鈴木みらいさん:
「(CHは)統一教会、教会っていっている用語ですね。勝共主義っていう共産党に勝とうっていう教えがあるのかな。反共っていうのはすごいよく言っています教会でも」

元2世信者の鈴木みらいさんは、子どものころから旧統一教会と政治家が利用しあう関係を目にしてきたといいます。

元2世信者 鈴木みらいさん:
「元議員の人とか元市議の人とか、現衆議院とか参議院の人たちが祝電を送っていたのは目にしました。そういう政治の人たちが私達の教会の活動を応援してくれてるっていうことは、私たち正しいことやってるんだっていう風に感化されましたし、やっぱりこういう名のある方々、政治家の方々が応援してくれてるってことは、この旧統一教会は正しいんだっていう、本当、お墨付きをもらっていたのではないかという風に思ってます」

去年7月の安倍元総理銃撃事件。事件を起こした山上徹也被告は、母親が旧統一教会の信者でした。同じ“2世”の2人に話を聞きました。