“早期の解散論”急浮上 公明党・山口代表は総理に「解散じゃ…」
3月28日午後、一般会計の歳出総額が過去最大の114兆円を超える、2023年度予算が成立しました。
成立後、公明党に挨拶に訪れた岸田総理。総理との写真撮影中、公明党・山口代表は…

山口代表「いよいよ統一選ですね」
岸田総理「あぁ統一選挙、はいそうですね」
山口代表「解散じゃありませんね?」
岸田総理「あ、いやぁ統一地方選挙です」
内閣支持率が回復傾向にあることから、永田町では“岸田総理が早期の衆議院解散・総選挙に打って出る”との憶測が、一部で浮上しているのです。
自民党 茂木敏充幹事長
「解散については総理の専権事項だと考えております。いつそういう判断があってもいいように準備を進める、それが幹事長の役割だと思っております。」

岸田総理は…
岸田総理「今後については、間違いなく取り組んでいかなければいけない課題、これは統一選挙と衆議院の…衆参の補欠選挙、こうしたことであると思っています。それと合わせて先送りできない課題について取り組む。今はそれしか考えておりません」
総理が何をするのかわからない?永田町に募る“疑念”
小川彩佳キャスター:
解散総選挙について総理は明言を避けましたが、何が起きているんでしょうか。官邸キャップの川西さんお願いします。

官邸キャップ 川西全記者:
与党内では今、岸田総理は3月31日に衆議院を解散して大勝し、選挙後に内閣改造するなどと書かれた文書が出回っています。いわゆる怪文書といえるものかもしれません。
解散風が吹いていると言われますが、冷静に考えると、G7広島サミットの準備、子供関連政策の具体化、再選を目指す総裁選は1年以上先など、今解散に打って出る必要があるのか、という材料ばかりが目につきます。

それでも早期解散が語られるのは、日銀総裁のサプライズ人事やウクライナ電撃訪問などによって、総理が何をするのかわからない、という疑心暗鬼が生まれているからです。

通常、時の総理は解散について聞かれると「今は考えておりません」と答えるのが模範解答なのですが、3月28日夜、岸田総理はそうしませんでした。政権側があえて解散ムードをあおって、求心力を高めようとしている可能性もあり、永田町はますます疑念を募らせています。














