3年ぶりに鳥取の空の玄関口にインバウンド客が帰ってきました。

コロナ禍以降止まっていた台湾からの国際便が28日、米子鬼太郎空港に到着しました。歓迎の一方で、当初の予定より1便減となったことも分かりました。理由は「桜の開花が早すぎた」ためです。

28日正午すぎ。鳥取県境港市にある米子鬼太郎空港に、台湾の桃園国際空港からの国際チャーター便が到着しました。


土江諒 記者

「米子空港にインバウンド客がやって来ました。久しぶりの光景ですよね」

鳥取県への国際便の乗り入れは、新型コロナの影響で完全にストップ。2020年3月のベトナムからのチャーター便以来、3年ぶりです。

この日やって来たのは98人の搭乗客。実は定員のおよそ半分です。

元々満席の予約がありましたが、関西空港との定期便の増便や、岡山空港で安価な定期便が直前に再開したことなどから、客が流れてしまったのではないかと県は推測しています。

久しぶりの国際便に、観光客も興奮気味です。

搭乗客は

「ここに来られてとても嬉しい。長らく日本に行けてなかったからね」

「最後に来たのは3年前。戻って来られて興奮してる。ありがとう」

観光客を乗せ、まずバスが向かったのは市内の海鮮市場です。


刺身に、カレイの煮付けにアジフライ。日本食で腹ごしらえです。

観光客は

「おいしいねー」

「わさび、おいしい、刺身、おいしい」

大漁市場なかうら 吉川真一さん

「ほんと待ち望んでたって感じですね。国内のバスとかインバウンドもそうですけど、どんどん増えていただければと思います」