世にも珍しいズワイガニが鳥取県境港市で水揚げされました。「松葉がに」のように見えますが、もしかしたら「親がに」かもしれないと言うのです。つまり、オスかメスか判断ができないというのですが…一体どういうことなんでしょうか。

山陰が誇る味覚「松葉がに」…ですが、「松葉がに」なのかどうか判断できないという変わったカニが発見されました。

世にも珍しいズワイガニがまだ生きていると聞き、取材班が向かったのは鳥取県境港市にある県水産試験場。

鳥取県水産試験場 藤原大吾 研究員

「外観上はオスのズワイガニですが、お腹の部分がメスの特徴を持った非常に珍しいズワイガニです」


藤原研究員が見せてくれたのが、鳥取県では捕獲した報告例がないというズワイガニ。

3月6日、境港の市場に水揚げされ、腹を上にして並べた選別作業中に市場の職員が違和感に気付いたそうです。

甲羅の幅およそ12センチということで、立派な松葉がにのように見えますが…

鳥取県水産試験場 藤原大吾 研究員

「全国的に見ても非常に珍しいものなんじゃないかなと国の研究機関とも話しています」

珍しいワケ。それは、オス・メス両方の特徴をあわせ持つということ。