高知県津野町の天狗高原に整備された遊歩道によって希少な植物の自生地が破壊されたなどとして、27日、地元の住民団体が遊歩道の撤去などを求める要望書を知事に提出しました。
要望書を提出したのは「天狗高原観光の発展を願う津野町民有志の会」です。有志の会は去年、県が津野町の天狗高原にコンクリート製の遊歩道を整備したことで、希少な植物の自生地が破壊されたり、景観が損なわれたりしたとして県に対し、遊歩道の撤去や遊歩道設置の経緯を明らかにすることなどを求めています。要望を受けた濵田知事は、「まずは来年度に自然保護の問題について専門家の知見も踏まえながら1年をかけて調査、検討を進めていきたい」と答えました。
(天狗高原観光の発展を願う津野町民有志の会 熊田光男 代表)
「将来的には(遊歩道を)撤去して元の姿に戻れるようにしていきたい」
有志の会は今後、県からの協力依頼にも応じながら話し合いを進めていきたいとしています。














