今月23日に高知県安芸市で発生した土砂崩れで畑山(はたやま)集落の住民24人の孤立状態が続いていましたが、工事用の道路が28日朝から一時開放されることになり、6日ぶりに孤立状態が解消されます。

土砂崩れでふさがれた県道210号畑山栃ノ木線(高知・安芸市)3月24日撮影

今月23日朝、安芸市枯井谷(あきし・かれいだに)の土砂崩れが発生し、県道210号畑山栃ノ木線をふさぎました。現場は幅およそ50mに渡って斜面が上の方から崩れていて、土砂は川まで達していました。県道の奥には畑山(はたやま)集落があり、15世帯24人の住民が孤立状態となっていました。安芸市によりますと現場で整備が進められていた工事用道路が、住民の利便性を考慮し28日午前7時から時間規制で開放されることになりました。これによって畑山集落の住民の孤立は6日ぶりに解消されます。

現場で整備が進む工事用道路(安芸市 3月24日撮影)

ただ、工事用道路は未舗装であることから、四輪車のみが通行可能で、二輪車は通行できません。安芸市は交通誘導員の指示に従い、時速20キロの徐行運転でお願いしたいとしています。通行可能時間は次のとおりです。

【通行可能時間】
・午前7時~8時半
・午前8時50分~9時
・午前9時50分~10時
・午前10時50分~11時
・午前11時50分~午後1時
・午後1時50分~午後2時
・午後2時50分~午後3時
・午後3時50分~午後4時
・午後4時50分~午後6時
※午後6時から翌朝7時までは通行止め

県道の復旧の見込みは立っていません。27日午後5時半現在、体調不良などを訴える人はいないということです。