小学生の必需品となるランドセル。子どもたちが入学前にお気に入りの相棒を探すのは今や恒例行事。こうした中、6年前に双子の息子に手作りのランドセルを贈った父親がいます。その双子の小学生は卒業を迎え、ランドセルもその役目を終えました。
6年前ピカピカだったランドセルは今、どのような姿になっているのでしょうか。
父・仲間千善さん「ほつれたので直しますね、最後の補修だと思うんですけど」

一針一針、丁寧に糸を縫い付けていく仲間千善さん。仲間さんが行っているのはランドセルの補修です。このランドセルは6年前に作り上げた自慢の一品…。いや自慢の二品です!
ランドセルの持ち主は双子の兄弟、千隼くんと善哉くん。6年間、父手作りのランドセルを使い続け、ついに卒業を迎えることになりました。このランドセルが完成したのは今から6年前、2人の小学校入学式の当日の朝でした。
仲間千善さん(当時)「今ちょっと補修をしているところです、全部手縫いでやります。とにかく手仕事なので自分の思いを込められるかと思って」

得意のモノづくりで、子どもたちの小学校生活に花を添えたいと始めたランドセルづくり、皮の加工を学びながら、5か月をかけて作り上げました。
Qランドセルは何点?
双子の弟 善哉くん「100点!」
双子の兄 千隼くん「僕は200点」
双子の千隼(ちはや)くんと善哉(ぜんや)くんは他の友達とは少し違う、2人のためだけに作られたランドセルに大満足。この日からランドセルに見守られながら、学校 生活を過ごしてきました。
それから6年の月日が経過し…