映画『すずめの戸締まり』のプレミアム上映会が行われ、俳優の神木隆之介さんと新海誠監督がスペシャルトークショーに登壇しました。
イベントに登壇した神木さんは冒頭、“僕は「すずめの戸締り」の舞台挨拶が初めてなので、ちょっと緊張してるんですけれども、きょうは大好きな監督がいらっしゃるので、安心して楽しんでいきたいと思います。”と挨拶しました。
新海監督も、“待ってましたよ。神木くん。そもそもオファーをした時から、すごく忙しいのは存じ上げていたので、それでも「すずめ」の(神木さんが声を担当した役の)芹澤(朋也役)をやってくださって本当に助けられました。”と笑顔で話しました。

映画『すずめの戸締まり』プレミアム上映会


トークショーでは神木さんと新海監督と仲の良さが明らかになるエピソードが披露されました。新海監督が“「すずめの戸締り」公開初日の夜、どうしても落ち着かなくて、一人で新宿にある居酒屋の磯丸水産でお酒を飲んでいた時、神木くんと何気なくLINEのやり取りをしていて、『今、一人で飲んでいるんだよね』って連絡をしたら、夜中だったのですが、神木くんが『じゃあ、俺、行きますよ』って、来てくれたことがありました。あれがすごく嬉しくて芹澤っぽい行動だなと思いました。僕の横で、ずっとラーメン食べていました”と夜中に居酒屋に駆けつけてくれたエピソードを話しました。

神木隆之介さん



神木さんは、その時の様子について“僕、その時に、ここで良いのかなと思いながら(店のドアを)ガラガラってあけて、『待ち合わせです』と言って、(新海監督を)探した時に見つけられなかったですよ。『えっ、どこだろう。本当に(お店)合っているのかなぁ」と思いながら、奥かなぁ、手前かなぁ、どこだろう?って思っていたら、『もしやあれ?あれ監督じゃない!』”と、カウンターの端の方で、めちゃくちゃ疲れた顔した新海監督を発見したといいます。
新海監督は公開初日の前後は重圧から気持ちが不安定になっていたと話し、“結構苦しかったのだけど、でも、神木くんが(居酒屋に)来てくれたことで、ありきたりな言葉だけど、一人ではないんだなというふうに思えました。”と話しました。

新海誠監督


イベントの最後で神木さんは、“この作品は、世界の方々に、もっと見ていただきたいですし、もっともっと、この先ずっと継がれていって欲しい作品と、すごく思っているので、皆様の中でこの作品を大切にしていただけると嬉しいですし、作品に参加することができて、僕は幸せものだなと思っております。”と感謝の言葉を口にしました。

神木隆之介さん


【担当:芸能情報ステーション】