23日に高知県安芸市で発生した土砂崩れで住民25人の孤立状態が続いています。今朝から作業が進められていますが復旧のめどはたっていません。土砂崩れの被害を上空から撮影しました。
(リポート:今橋広海)
「土砂崩れのあった現場付近に来ています。ここから約100メール先で土砂崩れが発生していて、現在、急ピッチで作業が進められています」
23日の朝、安芸市枯井谷(あきし・かれいだに)で土砂崩れが発生し、県道210号をふさぎました。上空から見た崩落現場の様子です。幅およそ50mに渡って斜面が上の方から崩れていて、土砂は川まで達しています。

県道の奥には畑山集落があり、17世帯、25人の住民が孤立しています。固定電話や携帯の電波などがつながらない状態ですが、集落とは衛星電話でやりとりができていて、安芸市によると、全員の体調に問題はないということです。24日朝から復旧に向けた作業が進められていて、24日は現場に重機を通すための工事が行われていました。
畑山集落には香南市側からつながる林道がありますがこの林道も土砂くずれで通行止めとなっていて、いずれも復旧のめどは立っていません。